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模型造りが大好きなおっさんモデラーと飼い猫のblogです。

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Mig-25フォックスバット(その2)

 今月27日迄8日間、仕事で某百貨店内に缶詰になっておりました。故に久々の更新です。

 以前紹介しました大小田八尋・著
『ミグ25事件の真相:闇に葬られた防衛出動』学習研究社(学研M文庫、2001年・刊)を
通勤の途上で読みました。

 ベレンコ中尉ミグ25に乗って函館に亡命したとき
「ひょっとしたらソ連軍がミグ25を取り返しに来るかも知れない」と函館駐屯の陸上自衛隊では
思って、警戒態勢をとりました。

 この発想は妄想ではなく、
ウガンダのエンテベ空港でハイジャックされたエールフランス機とイスラエル・ユダヤ人の乗客を
イスラエル軍が奪還するという事件があり、
同様の行動としてソ連軍もミグ25を奪還若しくは破壊しに来るかも知れないと判断したのです。

 これに対して、当時の三木総理や防衛庁長官らの危機管理態勢は
政局に気を取られて呑気そのもの。冷戦の最中ですらそんな対応でしたが、
現在も平和ボケと責任不在で保身に走り機能しない官僚機構は今も変わらないではないですか。
歯がゆいばかりです。

 著者が陸自OBという事もあり、函館の陸自中心の内容なので
本書ではベレンコ中尉の人柄や亡命の動機や経緯、その後については
殆ど触れられておりません。

 そこで!今回画像の本を入手しました。

ミグ25ソ連脱出
ジョン・バロン・著(高橋正訳)
『ミグ-25ソ連脱出:ベレンコは、なぜ祖国を見捨てたか』パシフィカ、1980年・刊

 未だ読んでいませんが、こちらの本はベレンコ中尉中心に展開している様です。
ちなみに本書は絶版です。

 肝心な模型製作は、仕事のせいで進んでいません

1/72スケール ミグ MiG-25P フォックスバット 制作記 【上】

 昨日の18日の日曜日は久し振りに自宅でくつろぎました。

 GWは、4月29日はかろうじて休みましたが
その後休み無しでしたので、18日はようやく模型制作できました。

メーカはウクライナのコンドル社製→Mig-25製作中

 んで、Mig-25を作りましたが一日でこれだけ進みました(これからが長いとは思いますが)。

 充実した一日だったなぁ~と暫し自己満足に浸ります。
16日の晩には離型剤も中性洗剤で落としておきました。
前日の17日(土)も仕事の合間に模型店に寄り、夜は模型製作しましたが睡魔には勝てず。

 模型店では久し振りの買い物でしたので、結構買っちゃいました。

1/72スケール ミグ MiG-25P フォックスバット

 ベレンコ中尉亡命事件があった直後にハセガワから
ナナニイでキット化されたミグ MiG-25“フォックスバット”ですが、
ざんねぇ~ん!凸モールドなんです。

 先だって戸袋のストックを整理すると20年前に購入したハセガワのキットが出てきました。
デカールは黄ばんでいました…。
 しっかし、ハセガワも少ない資料で良くここまでキット化したなと感心します。
 ハセガワの技術力というか、熱意を感じますね。改めて敬意を表したいです。

 今回、製作するのはコンドルというウクライナのメーカーのキットです。

単にMig25ではなくP型という表示がある→コンドルのミグ25


 離型剤がきつそうなので中性洗剤で洗いうところから始めます。

ウクライナの国籍マークがあるのも御時世→コンドルのミグ25中身

 ハセガワのキットは、単に「ミグ25」でしたが、
旧ソ連圏のウクライナのキットでは「P型」という表示が出ています。

 スホーイ15もそうでしたが、“謎の機体”がベールを脱いで本国でキット化されて
日本に輸入されるのですから、隔世の感がありますね。

Mig-25フォックスバット

 我が竹馬の友・通信班長からのリクエストもありましてて、今回はミグ25の製作に着手します。

 このミグ25は以前とりあげたスホーイ15同様に迎撃に特化した戦闘機です。
機動性に関しては、重視されていなかったので高くないそうですが、中東辺りでは
米国製戦闘機と空中戦で鉾を交えています。

 なんと言っても記憶にあるのは、同機が主役ともなったベレンコ中尉亡命事件でしょう。

 御興味のある方は、本書を御参考下さい。↓

ミグ25事件の真相―闇に葬られた防衛出動 (学研M文庫)ミグ25事件の真相―闇に葬られた防衛出動 (学研M文庫)
(2001/08)
大小田 八尋

商品詳細を見る

 ↓模型製作の資料としては、定番《世界の傑作機》シリーズですね。

MiG-25フォックスバット (世界の傑作機 NO. 83)MiG-25フォックスバット (世界の傑作機 NO. 83)
(2000/07)
不明

商品詳細を見る


 製作キットに関しましては、次回の「キットで満足♪」のコーナーで御紹介します。

トランペッターのスホーイSu-15TMフラゴンF

 この度、「特務曹長独白録」よりキットの紹介のコーナーを分家して
「キットで満足♪」のコーナーとしました。以後、宜しくお願いします <(_ _)>。

 名称はスカパー!のお色気番組のパロディですが、分かってくれたかな?

 さてさて、先日ある友人とキットのバーターが交渉成立し、
トラペの1/72スケールのスホーイ15が手に入ったので紹介します。
4月26日発売のモデルアート誌の「でものはつもの」コーナーででも紹介されてましたね。

トラペのスホーイ15→トラペのスホーイ15

 箱絵は、70年代~80年代のソ連防空軍の銀塗装ではなく、迷彩塗装となっております。
デカールも箱絵の明細塗装用と、グレーの単色塗装用と二種類用意されています。

 二度にわたる大韓航空機撃墜事件の該当機のデカールは入っていません。

 トランペッターが、本商品に先立つこと数年前に発売した1/48スケールのスホーイ15では
83年のサハリン上空での事件の機体のデカールが入っていたかと思います。

トラペのスホーイ15中身→トラペのスホーイ15中身

 近年のトラペの商品からして推して知るべしですが、期待を裏切らない出来だと思います。

 もし私・特務曹長のBLOGを見てスホーイSu-15TMフラゴンFを作りたいという方が
いらしたら(そもそも居るのかい)、先ずはトラペのキットで作られるのをオススメします。

 私は当分銀塗装はしたくないです

 消防仕様のドーファンを作ったときと同じ心理です。

スホーイSu-15TMフラゴンF

 完成した我が作品を眺めつつ、実機について一考察。

 Su-15は、領空内に進入してきた敵の偵察機・爆撃機などを迎撃する為に
開発された戦闘機で、対戦闘機との空中戦には向かなかったといわれています。
Su-15は純然たる意味での「迎撃機」といえましょう。

A-modelのスホーイSu-15TMフラゴンF→Su-15TMフラゴンF〔1〕

 その性能の為に
ソ連防空軍のみで使用されていました(ソ連崩壊後はウクライナでも使用)。

 広大な領土を有していたソビエト連邦では、空軍の任務を分担し、
防空専門の軍隊「防空軍」を分設しました。
 冷戦が終結した後の1993年の時点で
旧ソ連圏内で使用していた全ての国で退役したそうで、
ロシアでは防空軍は空軍に吸収されたそうです。

西山洋書で購入したSu-15の資料の裏表紙→西山洋書CY-15〔裏〕

 或る方が御自身のblogで
スホーイ15のキットに1983年9月1日の「大韓航空機撃墜事件」の
マーキングが入っていたのを「流石に作るのに気がひける」とありました。

 B29とともに日本人にも因縁のある機体であることは確かです。

 絶対に韓国ではキット化されないアイテムでしょうし、
最近発売されたトランペッター(中国)のキットには大韓航空機絡みのマーキングは
入っていませんでした。

                           Su-15TMフラゴンF〔2〕

 正に冷戦構造の申し子という感じのSu-15ですが、いざ東西冷戦が終わってみると
ソ連防空軍の存在や二度にわたる民間機の撃墜事件は何だったのだろうと思います。
 肥大化した被害妄想の結果と言ったら言い過ぎでしょうか?
 膨大なコスト(時間、費用、労力)をかけて開発された最新鋭の機体・Su-15でしたが、
閑散とした博物館の屋外にほぼ野ざらしで展示されている写真を見て、
何とも虚しさを感じざるを得ません。
 
  

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